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公害原論1974

日本の公害の歴史と現在を網羅した決定版

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青林舎
1974
1時間

製作:青林舎
監督:前田勝弘
構成・解説:宇井純
製作:米田正篤
撮影:高岩仁

  • 東京都教育映画コンクール社会教育映画部門金賞
  • 1974年度キネマ旬報文化映画部門第4位
  • 優秀映画鑑賞会/日本映画ペンクラブ推薦

なぜ日本は公害先進国なのか?

 KOGAI一一現代の日本語で国際的に広まった言葉のひとつである。
 日本は温帯季節風地帯に属し、風が強く雨も多い。山も急峻で河川に集められた廃棄物は非常に速く海に流れ込む。海の干満も激しく、廃棄物をさらに沖へ押し流す。日本の自然は公害がもっともおこりにくい条件を備えている。にもかかわらず、日本が公害先進国であるのはなぜなのか。
 この疑問を解消しようとこの映画は作られた。日本列島を縦断して、全国の住民から証言を集め資料を掘り起こし、公害発生の原因と歴史に光をあてた。

公害と新しい生き方の探求

 公害が激化したのは高度成長期以降だが、公害の歴史は100年前にさかのぼる。明治初期、鉱毒で苦しんだ足尾、日立の村人。廃山となった今でも鉱毒は下流の住民を蝕んでいる。大正時代、岐阜・荒田川流域では繊維工場排水の発生源対策がなされていたが、戦争に突入すると顧みられなくなってしまった。
 高度成長とひきかえに公害は各地に噴出する。イタイイタイ病が発生した富山。モデル開発地域として注目されつつも結果としては残酷な人体実験場と化した四日市。水、空気、海の多様な汚染にまみえる富士。そんな中でコンビナート進出計画を独自の市民運動で阻止した沼津・三島地区の記録は貴重である。また、九州・豊前火力発電所建設計画に少数の住民たちが環境権を提起し、抵抗しつづけている。彼らの経験から学ぶものは、身体を張って未来をめざす想像力の尊さである。
 日本列島改造計画は巨大開発を進め、公害をさらに広げようとしている。この映画はこの流れに抗して「生産とは何か?」を厳しく問い返し、私たちに新しい生き方の探求をつきつけている。