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水俣病ビデオQ&A/水俣の子は生きている/鬼塚 巌 作品

IF<INDEPENDENT FILMS>DVDシリーズ2 公害の原点・水俣から学ぶ Vol.17

作品写真

シグロ+水俣フォーラム、日本テレビ、新日窒労組8ミリグループ
1996、1965、1968〜73
本編合計137分

製作:シグロ+水俣フォーラム、日本テレビ、新日窒労組8ミリグループ
監督:佐藤真/土本典昭/鬼塚巌
【水俣病ビデオQ&A】
構成:佐藤 真
【水俣の子は生きている】
製作:牛山純一
演出:土本典昭
演出助手:四宮鉄男
撮影:原田 勲
編集:池田龍三
音響:岩味 潔
語り手:川口知子
【鬼塚 巌 作品】
製作:新日窒労組8ミリグループ

水俣病ビデオQ&A

1996年10月の水俣・東京展の展示の一つとして企画・制作された「水俣病ビデオQ&A」は、水俣病の公式発見から40年目をむかえるこの時点で、今までの水俣病についての映画を改めて再編集して、〈水俣病の現在〉について、もう一度見つめ、考えていくことを提示している。
その結果、誰もが疑問に思う〈水俣病についての8つの質問〉に、Q&A形式で、わかりやすく答える作品になった。水俣病の初期の資料映像から、1996年の現状までのあらゆる映像が網羅され、水俣病の歴史と今の問題点がわかりやすく解説されている。
水俣病の悲劇を教訓として活かすには、豊かな生活そのものを問い直す必要がある。人間にとって本当の豊かさとは何なのか。そのことを水俣病の経験は問い直してくるのである。

水俣の子は生きている

水俣病発生から10年、町から水俣病は忘れられようとしていた。しかしその陰には、わずかな見舞金と生活保護だけで貧窮する患者の家族や、入院すらできない重症の子供たちがいた。水俣病のケースワーカーとして実習に来た、ある女子短大生の1週間の記録を追いながら、土本典昭監督が水俣病とはじめて向き合った秀作。

鬼塚 巌 作品

少年工として14歳でチッソ水俣工場に入社した鬼塚巌は、チッソ労働者、水俣病市民会議の一員として水俣病被害者に思いを寄せ、我がこととして8ミリや写真で貴重な記録を撮り続けた。その結果、水俣のすべてを写したいという願いが、膨大な記録となり残された。幼い頃の胎児性患者が、怒ることさえできない世界に閉じこめられている姿を描いた「怒れない世界」をはじめとする貴重な初期8ミリ作品を収録。
 
「水俣病I」:(1968年・白黒・20min.)
「水俣病 II 」:(1969年・白黒・22min.)
「怒れない世界」:(1970年・白黒・22min.)
「汚濁と放出」:(1973年・カラー・18min.)

DVD情報

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