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マーク・アクバー&ピーター・ウィントニック監督作品 チョムスキーとメディア−マニュファクチャリング・コンセント−

Noam Chomsky (ノーム・チョムスキー)

「あちらが人々をお互いから引き離し、孤立させようとするなら 私たちはその逆をいきましょう。 つながるのです。各々の地域社会にオルタナティブな行動の拠りどころが必要です。他人との連帯の中で、自分自身の価値観を身につけ、自衛の手段を学び、自分の生活の主導権を取り戻し、そして周囲の人々にも手をさしのべるのです」

メリカの言語学者、思想家、活動家。マサチューセッツ工科大学(MIT)教授。1928年にフィラデルフィア近郊に生まれた。ウクライナ、ベラルーシから移住してきたユダヤ人の両親はともにヘブライ学校の教師。10歳で学校新聞に寄せた最初の論説は、スペイン内戦で人民戦線の敗北について書いたものであったといい、バルセロナでのアナキスト革命からは思想的にも強い影響を受けている。

ンシルヴァニア大学で言語学者ゼリグ・ハリスらに師事。『Syntactic Structures 文法の構造』(1957年)で提唱した生成文法の理論は、言語学にそれまで支配的だった構造主義とまったく異なるアプローチをもたらし、心理学、哲学、認知科学といった分野にも多大な影響を与え「チョムスキー革命」と呼ばれた。生成文法は人間のなかにある言語を生み出すメカニズムを仮定したもので、チョムスキーはすべての人間が生まれながらにもつ遺伝的なものと主張した。

究分野における成功の一方で、ヴェトナム戦争を境として政治運動にも深くコミットするようになるが、人間の知性と深く関わる学術的な研究と自身の政治思想のあいだにある関連を、チョムスキーは「心もとない接点があるだけ」と表現する。「現存するもっとも重要な知識人」「アメリカの良心」などと称えられる一方で、主要メディアはアメリカの外交政策やグローバル資本主義を批判するチョムスキーの過激な発言を基本的に黙殺し続けている。

語学と政治を中心に出版された著書、論文、講演、インタビューの数は膨大。2001年アメリカ同時多発テロの頃から日本でもその政治的発言が本格的に注目されるようになり『9.11――アメリカに報復する資格はない!』(文藝春秋)、『チョムスキー、世界を語る』(トランスビュー) 、『グローバリズムは世界を破壊する――プロパガンダと民意』(明石書店)、『中東 虚構の和平』(講談社) など邦訳されたものも増えている。本作品以降も、『チョムスキー9.11』『ノーム・チョムスキー イラク後の世界を語る』(ともにシグロ製作)などの映画に出演している。

カナダ
1992
167分
長編ドキュメンタリー
カラー
 
原題:
Manufacturing Consent :Noam Chomsky and the Media
製作・監督:
ピーター・ウィントニック&マーク・アクバー