三池炭坑の歴史

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三池炭鉱は、福岡県大牟田市を中心に20あまりの坑口(坑内への入口)を持ち、その坑道は有明海の下に迷路のように延びていた。最も深い所では海面下600メートルにも及ぶ。石炭を掘るトンネルの先端まで、坑内電車を乗り継ぎ1時間かかることもあった。一時は、全国の石炭の4分の1を掘り出していた日本最大の炭鉱。

三池炭鉱の歴史(年表)

1469年(文明元) "燃える石"が発見される。
1873年(明治6) 国営の炭鉱となり、囚人を使った石炭の採掘が始まる。
1889年(明治22) 「三井」に払い下げられ民営になる。
1899年(明治32) 与論島(鹿児島県)から三池炭鉱への集団移住始まる。
1939年(昭和14) 炭鉱へ朝鮮人の強制連行が始まる。
1941年(昭和16) 太平洋戦争始まる。
1959〜60年(昭和34〜35) 約1年続いた三池炭鉱の労働争議。
1963年(昭和38) 死者458人を出した炭じん爆発事故。
1997年(平成9) 三池炭鉱閉山。