熊谷博子監督『三池 終わらない炭鉱(やま)の物語』が映画館に帰ってくる!!
ポレポレ東中野、横浜シネマ・ジャック&ベティ、シアターセブンにて 2005年の『三池 終わらない炭鉱(やま)の物語』劇場公開から、7年。 2012.09.23 |
ドキュメンタリー映画「三池〜終わらない炭鉱(やま)の物語」
堺市上映&懇談会のご案内 ドキュメンタリー映画「三池〜終わらない炭鉱(やま)の物語」 熊谷さんは、東日本大震災後の福島県で取材、原発に反対し座り込む主婦と、暮らしのために闘った三池の主婦たちの姿を重ね、「母親たちの思いと覚悟が、皮膚を刺すように伝わってきた」。
「炭鉱でも原発でも、利潤を追求する企業と国策に労働者は翻弄されてきた」「政府と企業が事故の情報を隠す構図も同じ」と語る。
2012.07.02 |
むかし原発 いま炭鉱
『三池〜終わらない炭鉱(やま)の物語』上映&熊谷博子監督トーク ドキュメンタリー映画『三池 終わらない炭鉱(やま)の物語』(2005年)を監督し、『むかし原発 いま炭鉱 〜炭都[三池]から日本を掘る』(中央公論社、2012年)を著した、熊谷博子さんをお招きし、上映とトークを開催します。 ★大阪会場 2012.06.08 |
『むかし原発 いま炭鉱 〜炭都[三池]から日本を掘る』刊行のご案内
熊谷博子 5年がかりで書いた本が、3月25日にいよいよ出ます。 『むかし原発 いま炭鉱 〜炭都[三池]から日本を掘る』 2012.03.23 |
特集<反権力のポジション― キャンラマン 大津幸四郎>
『ふれあうまち』と『三池 終わらない炭鉱の物語』を上映! 『三池 終わらない炭鉱の物語』を撮影した大津幸四郎さんは、日本を代表するドキュメンタリー・カメラマンでもあり、その特集上映が、現在、オープンしたばかりの「オーディトリウム渋谷」で行われています。
2011.06.09 |
“文化”資源としての<炭鉱>展 Part3 特集 映像の中の炭鉱
『三池 終わらない炭鉱の物語』上映! 現在、都目黒区美術館で、炭鉱をテーマに、大きな特別展を開催しています。その関連企画として、ポレポレ東中野でも、炭鉱をテーマにした映画の特集上映を開催します。
2009.11.11 |
特集企画<Jドキュメント2003-2008>
熊谷博子監督『三池 終わらない炭鉱の物語』上映! ポレポレ東中野史上、空前の大ヒットを記録したドキュメンタリー『三池 終わらない炭鉱の物語』が、特集企画<Jドキュメント2003-2008>で再上映が決定しました! ●『三池 終わらない炭鉱の物語』 2008.8.20 |
『三池』DVD 発売決定!
劇場公開から2年!現在でも各地で上映会が続いています。 |
文化庁支援による『三池』全国縦断上映会、始まる
この10月から来年3月にかけ、全国約30箇所で、『三池 終わらない炭鉱の物語』の自主上映会が次々開かれます。
各地の日程が決まり次第、上映スケジュールに載せますので、どうぞご覧下さい。 2007.10.22 |
『三池』が2006年日本映画ベスト5に!
30年続く映画雑誌「シネ・フロント」の読者投票で、昨年公開の、劇映画も含むすべての日本映画の中で、『三池 終わらない炭鉱の物語』がベスト5に選ばれました。 2007.10.22 |
熊谷博子監督・大津幸四郎さんが第36回小倉・佐伯賞を受賞!!
日本映画テレビ技術協会の機関誌「映画テレビ技術」に掲載された記事の中から、その年度を通じて優れた記事の執筆者に与えられる「小倉・佐伯賞」を熊谷監督と大津さん(『三池』カメラマン)が受賞しました。お二人で執筆された「三池〜終わらない炭鉱の物語“オーラル・ヒストリーを映像で記述する”」(2006年4月号掲載)が評価されての受賞です。 2007.5.8 |
『三池 終わらない炭鉱の物語』が第24回日本映画復興賞・奨励賞を受賞!!
日本映画界の民主的再生と文化的発展への努力に対して、日本映画復興会議(代表委員・大澤豊、山田和夫)が毎年贈る「日本映画復興賞・奨励賞」を『三池』が受賞しました。 2007.5.8 |
宮原坑跡一般公開のお知らせ
映画『三池 終わらない炭鉱の物語』にも出てきた、宮原坑跡が月1回、一般公開されます。毎月第3土曜日に大牟田市教育委員会生涯学習課職員とNPOのメンバーが施設を案内してくれます。詳しくは、大牟田市石炭産業科学館HPをご覧下さい。
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『三池 終わらない炭鉱の物語』まもなく来場者1万人(?)突破!!
熊谷博子監督作品『三池 終わらない炭鉱の物語』(現在、ポレポレ東中野にて
お問い合せ先:シグロ 03-5343-3101/siglo@cine.co.jp |
『三池』緊急シンポジウム開催@東京・ポレポレ東中野
「三池」と「夕張」から日本を掘る 〜集まれ、炭鉱に思いをよせる人 『三池』の再アンコールを記念して、初日の11月4日(土)に、ポレポレ東中野にて、シンポジウムを開催いたします。炭鉱を通して、私たちの暮らす日本を見つめ直す、皆さまと共にそんな時間を過ごせればと思います。炭鉱に縁のある「思い出の品」をお持ちの方には当日料金の割引サービスもございます。日本全国「炭掘る仲間」の皆さま、そのご家族の皆さま、勿論、そうでない皆さまも、是非劇場にお集まり下さい。
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『三池』の公開リレーがいよいよスタート!
10月21日(土)より『三池 終わらない炭鉱の物語』の公開リレーがスタートします。全国の劇場にて、下記日程で封切られます。公開期間中は熊谷監督の舞台挨拶他、様々なイベントを企画しております。お近くの方は是非この機会に、劇場までお越し下さい。
※上映時間など詳細は上映スケジュールをご覧下さい。 |
『三池 〜終わらない炭鉱の物語』 再・アンコール上映決定!!
今秋11月にポレポレ東中野にて熊谷博子監督作品『三池 〜終わらない炭鉱の物語』の再・アンコール上映が決定いたしました。公開期間やタイムスケジュールなどは現在調整中です。詳細が決まり次第、当サイト内でご案内して参ります。 |
『三池 〜終わらない炭鉱の物語』が≪JCJ特別賞≫を受賞しました!!
熊谷博子監督作品『三池 〜終わらない炭鉱の物語』が日本ジャーナリスト会議(JCJ)特別賞を受賞しました。今年で49回目を迎える本賞は、年間の優れたジャーナリズム活動・作品に対し授与されます。 |
炭鉱写真展開催
7月22日(土)〜同月28日(金)のアンコール上映期間中、劇場内にて炭鉱写真の数々を再び展示いたします。「三池 終わらない炭鉱の物語」に登場する写真はもちろん、広く「炭鉱」を写した写真家の方々の作品をご覧いただけます。また、展示作品を含む写真集を劇場窓口にて販売しております。 |
「三池〜終わらない炭鉱の物語」アンコール上映決定!!
熊谷博子監督作品『三池〜終わらない炭鉱の物語』は終了間近にも関わらず、現在もなお多くの方にご来場いただいております。ご好評にお応えして、急遽、アンコール上映が決定いたしました。 |
東京での「三池」上映が終了間近です!!
4月1日(土)の初日以来、たくさんの方にご来場いただいている「三池〜終わらない炭鉱の物語」ですが、東京上映がいよいよ6月2日(金)までとなりました。まだ見ていない、まだ前売り券を持っている、もう一度見たい、という方がいらっしゃいましたら、急いで劇場にお越しください。また、現在までの来場者数の累計は4千人を超えております。そこで記念すべき「ご来場者5千人目」の方に、素敵な記念品をプレゼントいたします。皆さま、ほのかな期待を胸に、どうぞ劇場へお越しくださいませ。 |
群馬県立女子大学の公開講座に熊谷監督が登壇!!
6月27日(火)に熊谷監督が群馬県立女子大学の県民公開講座にゲスト講師として登壇します。講義テーマは「『三池〜終わらない炭鉱の物語』の女たち」です。前週20日(火)には映画『三池〜終わらない炭鉱の物語』の上映も行われます。公開講座となっておりますので、事前の申し込みを済ませれば、どなたさまでもご自由に参加いただけます。 お問合せ・申し込みは下記まで。 |
関西地方での上映が続々決定!!
お待たせしておりました「三池」の関西地方での上映が決定いたしました。京都・大阪・神戸の関西三都市で今秋一斉に上映を開始いたします。初日などの詳細は決まり次第ご報告いたします。関西在住の皆さま、お楽しみに。 |
「三池 終わらない炭鉱の物語」追加上映決定!!
おかげさまで、熊谷博子監督作品『三池 終わらない炭鉱(やま)の物語』が連日大盛況です。 |
「下村健一の眼のツケドコロ」に熊谷監督が出演しました!
4月15日(土)放送の「下村健一の眼のツケドコロ」に熊谷監督が出演しました。その番組でのトーク内容が、ほぼ全文、番組のサイトに掲載されています。いかにして「三池」が完成したのか。映画を観ただけではわからない、撮影秘話も満載です。 |
上映期間中の毎週土日、祝日に行っております「三池 終わらない炭鉱(やま)の物語」劇場公開記念イベントの追加日程が決定いたしました。今回も多彩なゲストを劇場にお招きいたします。皆様のご来場を心よりお待ちしています。
4月30日(日) 熊谷 博子監督+大津 幸四郎さん(「三池」撮影)
「三池」の撮影現場をともにした二人による舞台挨拶。長期に及ぶ撮影中、二人はどのように「三池」を感じたのか。お互いの想いを語ることで見えてくる、映画のもうひとつの表情。撮れなかったもの、残せなかったもの、「三池」完成秘話。 |
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5月3日(水) 下村 健一さん(市民メディア・アドバイザー)
![]() 私の最大の注目点は、この作品を企画したのが地元の行政(大牟田市)である、ということだ。苦難の歴史をも敢えて直視する英断を、彼らは如何に為し得たのか。担当者達から直接聞いたその経緯を、皆さんにご報告する。 |
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5月4日(木) ジャン・ユンカーマンさん(映画監督)
米国ミルウォーキー生まれ。『劫火-ヒロシマからの旅-』(1988年)が米国アカデミー賞記録映画部門ノミネート。9.11のテロ後に制作した『チョムスキー9.11』(2002年)は世界各国で劇場公開された。最近作は「映画 日本国憲法」。現在も日米両国を拠点に活動を続けている。 |
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5月5日(金) 北川 れい子さん(映画評論家)
![]() 三池炭鉱という一筋縄ではいかない難物に正面からぶつかり、いまに引き寄せる熊谷監督と、企画、製作に協力した大牟田市、及び同石炭産業科学館に感謝したい日本人必見作。 |
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5月6日(土) 土本 典昭さん(記録映画作家)
国鉄PR映画として企画された「ある機関助士」で監督デビュー、高い評価をうける。「パルチザン前史」などを経て70年代より水俣映画の連作を製作し続ける。最新作は2004年「みなまた日記−甦える魂を訪ねて」。他の作品に「よみがえれカレーズ」(熊谷博子と共同監督)などがある。 |
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5月7日(日) 熊谷 博子監督
連続トーク最終日。映画「三池」の制作・上映を通して熊谷監督がいま想うこと。制作スタッフの、ご覧になった方々の、数々の想いを受け止め、熊谷監督が一人じっくり語ります。 |
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※イベントは「三池」11:00〜の回終了後に行います。
※通常の上映料金にて、映画とトークをご覧いただけます。
ジュンク堂にて『炭鉱フェア』開催
「三池 終わらない炭鉱の物語」の劇場公開を記念いたしまして、ジュンク堂書店・池袋本店5階にて、「炭鉱写真展」&「炭鉱関連本フェア」を開催中です。 ※ご好評を頂きました「炭鉱関連本フェア」は5月7日(日)を持ちまして終了いたしました。同時開催の「炭鉱写真展」は引き続き5階フロアにて展示を行っております。 |
石炭プレゼント
公開期間中、劇場ロビーにて三池炭鉱の石炭を展示しております。かつての日本を、私たちの暮らしを、支えていた石炭。どうぞこの機会に手にとってご覧ください。 |
炭鉱写真展開催
公開期間中、劇場内にて炭鉱写真の数々を展示しております。 |
劇場公開を記念して、上映期間中の毎週土日、10:35分から多彩なゲストによるトークイベントを行います。 早い時間帯となっておりますが、皆様のご来場を心よりお待ちしています。
「三池」の劇場イベントゲストを予定しておりました黒木和雄さんが4月12日に急逝されました。心よりお悔やみ申し上げます。黒木さんには「三池」に過分なる評価をいただき、劇場にてお話を伺うのをスタッフ一同楽しみにしていた矢先だけに、大変残念です。なお、予定しておりました4月16日(日)の上映前のイベントは熊谷監督の舞台挨拶に変更となりました。 |
4月1日(土) 森 達也さん(映画監督/ドキュメンタリー作家)
1998年にオウム真理教に迫ったドキュメンタリー映画『A』を発表し、高い評価を受ける。2001年『A2』を完成。映像作品だけでなく著作も多い。近著は、対談集「世界と僕たちの、未来のために」。 ![]() 囚人労働や強制連行、三池争議や炭塵爆発事故、・・・これら数々の悲劇に凝縮される三池炭鉱の歴史が、もしも「負の遺産」であるならば、僕らはだからこそ、ここから絶対に目を逸らすべきではない。 |
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4月2日(日) 本橋 成一さん(写真家/映画監督)
1968年「炭鉱〈ヤマ〉」で第5回太陽賞受賞。「ナージャの村」(1998)で第17回土門拳賞受賞。同名のドキュメンタリー映画で初監督。現在、三線片手に生きてきた石垣島のおばあを追った「ナミイと唄えば」(2005)が公開中。 ![]() 囚人労働、強制連行、三池闘争、炭じん爆発をはじめ多くの事故。三池の歴史はどれをとっても、富国強兵、経済大国を目指した日本の縮図のようだ。この映画はいつまでも民衆の歴史として人々の記憶に留めるための重要な作品となった。 |
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4月8日(土) 熊谷 博子監督+スタッフ
炭鉱メロディー・ミニコンサート
熊谷監督とスタッフによるご挨拶。人々が炭鉱に生き働き闘う中で生まれた多くの歌を、大牟田の現地スタッフも交えて、お贈りします。 |
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4月9日(日) 羽田 澄子さん(記録映画作家)
「村の婦人学級」(1957)にはじまり、現在までに90本を越すドキュメンタリーを手がける。「薄墨の桜」(1977)から自主製作に取り組み、最近作「山中常盤」(2004)に至るまで、女性監督のパイオニアである。 ![]() すでに、はるか遠い存在になっている炭鉱。その消え去った炭鉱の息吹を、映画は廃墟の描写から伝えてくれる。優れたカメラワークが表現する映像が素晴しい。 |
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4月15日(土) 鎌田 慧さん(ルポライター)
労働問題、公害問題、原発問題などをテーマとしたルポルタージュを多数発表。三池炭鉱労働者を描いた「去るも地獄残るも地獄」(筑摩書房)、「日本列島を往く」全6巻(岩波書店)他、著書多数。 ![]() 三井三池の栄光と悲惨は、日本社会研究にとっての永遠のテーマである。ここで泣き笑い、生き死にした膨大なひとびととこの映画によって、いままた再会できるのは、限りない喜びである。 |
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4月16日(日) 黒木 和雄さん(映画監督)
70年代にATGを代表する監督として高い評価を受ける。最近作に「TOMORROW/明日」(1988)「美しい夏キリシマ」(2003)「父と暮らせば」(2004)の戦争レクイエム三部作などがある。 ![]() 九州は三池の炭鉱(やま)に生きた人々を描いてすばらしい映画である。とりわけ労働者として主婦として、炭鉱(やま)の歴史をになった女性たちの証言は貴重である。熊谷さんのドキュメンタリーは私たちの心に、強靭に静謐に、深く迫る。 |
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4月22日(土) 吉岡 忍さん(ノンフィクション作家)
早大在学中にベトナム反戦運動に参加する一方、執筆活動を開始。1986年日航機墜落事故を描いた『墜落の夏』(新潮社)で第9回講談社ノンフィクション賞受賞。近著に小説『月のナイフ』(理論社)など。 ![]() 地の底にあった事実を描くのは容易ではない。その過酷な歴史を暖かく描くのはいっそう難しい。その現実を甦らせ、人間が働き、闘い、愛し、泣き、笑い、死に、なお生きつづける意味を現代に問うのはさらに困難だ。その至難なことをやってのけた映画、『三池 終わらない炭鉱の物語』はそういう映画である。 |
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4月23日(日) 佐藤 忠男さん(映画評論家)
1956年に最初の映画評論集「日本の映画」を上梓。以後、映画を中心に大衆文化その他の分野で評論活動を行う。近著に「映画が語る働くということ」(凱風社)。1996年より日本映画学校の校長を務めている。 ![]() 時代の大きな変わり目の中で懸命に生きた人々の姿は、今に通じるものがある。アジアのどの地域の人が見ても共感できる作品だ。 |
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4月29日(土) 鳥井 守幸さん(日本ジャーナリスト専門学校校長・大牟田出身)
毎日新聞社入社。社会部副部長、サンデー毎日編集長、論説委員を経て教壇に立ち、2002年より日本ジャーナリスト専門学校校長を務める。主な著書に「現場からみた出版学」(共著 学文社)などがある。 ![]() 私は少年時代を三井三池の街で過ごし、新聞記者として、『総資本と総労働の対決』といわれた大争議を目撃した。ヤマの盛衰をもたらした時代の検証はまだ十分に行われていない。この作品はその手がかりとして貴重だ。 |
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※通常の上映料金にて、映画とトークをご覧いただけます。
イベントは今後まだまだ追加いたします。
詳細は順次こちらで発表いたします。ご期待下さい。
これまで応援して下さった方々への感謝と、もっと炭鉱のことを皆で語り合いたい。そんな思いから、私たちは緊急にシンポジウムを開くことにしました。
三池だけではなく、全国にあった炭鉱は、まさに日本という国を支えてきました。三池の問題を掘り進めると、その坑道は地下で他の炭鉱ともつながり、現代につながってきます。
かつて栄えた炭鉱町、夕張市は、負債総額632億円、市民一人当たり480万円の赤字を抱え「自治体倒産」をしました。他人事ではありません。ぎりぎりでやりくりしているまちが多くどの地方自治体も同じような問題を抱えています。格差社会といわれる中で東京も同じです。
この映画で描いたのは、“負の遺産”と言われるものを宝物にしていくこと、です。炭鉱の生活にあった元気や暖かさを取り戻したい、と思いました。
過去を見つめ、人と人を結ぶ坑道を、どうしたらもう一度掘れるでしょうか。
三池炭鉱のあった大牟田市から異色の行政マン、夕張市からはこれを機に立ち上がろうとする市民が参加。会場と共に語ることで、私たちの明日を変えていく起爆剤にしたいと、心から願っています。
『三池 終わらない炭鉱の物語』監督 熊谷博子