イベント&ニュース

「三池」 ニュース
熊谷博子監督『三池 終わらない炭鉱(やま)の物語』が映画館に帰ってくる!!
ポレポレ東中野、横浜シネマ・ジャック&ベティ、シアターセブンにて

2005年の『三池 終わらない炭鉱(やま)の物語』劇場公開から、7年。
その間に起きた東日本大震災、福島第一原発の事故。
首都圏にエネルギーを送り続け、人々の生活を支えてきた福島原発。
日本のエネルギー政策の原点とも言える炭鉱。
日本一の炭鉱だった三池炭鉱には今に至る日本の来た道がつまっている。
「福島 終わらない原発の物語」をどう生きるのか―――。
『三池 終わらない炭鉱(やま)の物語』緊急上映決定です!!

上映情報はこちら
その他、詳細はこちら

2012.09.23

ドキュメンタリー映画「三池〜終わらない炭鉱(やま)の物語」
堺市上映&懇談会のご案内

ドキュメンタリー映画「三池〜終わらない炭鉱(やま)の物語」
2006年度 日本ジャーナリスト会議特別賞
2006年度 日本映画復興賞 奨励賞


熊谷さんは、東日本大震災後の福島県で取材、原発に反対し座り込む主婦と、暮らしのために闘った三池の主婦たちの姿を重ね、「母親たちの思いと覚悟が、皮膚を刺すように伝わってきた」。 「炭鉱でも原発でも、利潤を追求する企業と国策に労働者は翻弄されてきた」「政府と企業が事故の情報を隠す構図も同じ」と語る。

今年の3月には、タイトルの「むかし原発」には「原発はなくなってほしい」との思いを込め、『むかし原発 いま炭鉱 〜炭都「三池」から日本を掘る〜』(中央公論新社 四六版 430ページ 2415円)を上梓した。

日時: 7月15日(日) 午後1時から
会場: 「創造空間BOX1−6」
堺市堺区 市之町東六丁 1−24
南海高野線 堺東駅から、徒歩8分。
TEL/FAX 072-227-6123
参加費: 1000円
(できるだけ、事前に参加の連絡を、お願いします。)

2012.07.02

むかし原発 いま炭鉱
『三池〜終わらない炭鉱(やま)の物語』上映&熊谷博子監督トーク

ドキュメンタリー映画『三池 終わらない炭鉱(やま)の物語』(2005年)を監督し、『むかし原発 いま炭鉱 〜炭都[三池]から日本を掘る』(中央公論社、2012年)を著した、熊谷博子さんをお招きし、上映とトークを開催します。

「三池炭鉱を振り返れば、そこで働いている人々の事情などお構いなしに、国の利益を優先して政府、経済界、学者が連携する構造があった。原発政策もまったく同じ根っこを持っている。」政府が地方にエネルギー開発基地を押しつけている、いびつな構造をあぶり出す視点で、熊谷さんは、「国とエネルギーの歴史を見直さずにここまで来てしまっているのが最大の問題だろう。三池から、日本の『根っこ』を考えてほしい」(『東京新聞』5/13)と訴えています。

3.11原発事故を体験した今だからこそ、「三池」の歴史から日本の「根っこ」をともに考えましょう。

参加費 1000円


★大阪会場
日程 7月12日(木)
会場 シアターセブン(大阪・十三)
共催 NPO法人淀川文化創造館

13:00〜 第1回上映
16:00〜 第2回上映
18:30〜 第3回上映
20:20〜21:00 熊谷さんトーク
21:00〜21:30 著作サインセール
21:30〜22:30 会場で交流会(ワンドリンク・軽食 1500円)
※どの回で鑑賞されてもトークにご参加できます。

★神戸会場
日時 7月13日(金)18:20〜20:40
会場 こうべまちづくり会館

詳細はこちら(PDF)

2012.06.08

『むかし原発 いま炭鉱 〜炭都[三池]から日本を掘る』刊行のご案内
熊谷博子

5年がかりで書いた本が、3月25日にいよいよ出ます。
映画「三池 終わらない炭鉱(やま)の物語」の画面には、撮影しても入らなかったことも多く、上映を続ける中で、様々な方と出会いながら発見したことはさらに膨大でした。それを伝えたくて、その後ずっと本を書き続けていました。
三池の坑道は、あらゆるところにつながっています。しかもエネルギー問題は日本の裏の事情ともつながっており、事実を掘り出し、つなぎ合わせ、確かめていくのは大変な作業でした。その間に改めて、自分の無知を恥じたりもしました。
何とか完成に近づいたかな、と思った時に、3・11が起きました。
また全面的に書き直すことになりました。
原発の問題が急に起きたわけではなく、日本の奥深い所にじっと横たわっていました。炭鉱から原発に至る見えない坑道があります。
埋められていることがあまりに多すぎます。しかもそのすべてが現代に通じ、何も終わっていないことを実感。
日本の根っこを掘り、そして今を描く、かなりの大作になってしまいました。厚い本ですが、次々出てくる新事実に一気に読めます。
3・11以降の大事な1冊です。
タイトルには、もう原発はやめにしてくれ、という思いを込めました。 炭鉱から始まる、日本という国を支え、今も支えている人々の姿をきちんと見直そう、という思いもあります。
きっと読めば涙が滲みます。
地震と津波と原発事故を体験した私たちが、この時代に、未来に向けて新たな坑道を掘り、ともに進むことができる本だと確信しています。
ぜひ、お読み下さい。


『むかし原発 いま炭鉱 〜炭都[三池]から日本を掘る』
中央公論新社 2,300円(税別)

詳細はこちら(PDF)

2012.03.23

特集<反権力のポジション― キャンラマン 大津幸四郎>
『ふれあうまち』と『三池 終わらない炭鉱の物語』を上映!

『三池 終わらない炭鉱の物語』を撮影した大津幸四郎さんは、日本を代表するドキュメンタリー・カメラマンでもあり、その特集上映が、現在、オープンしたばかりの「オーディトリウム渋谷」で行われています。
大津さんは全共闘、三里塚、水俣を撮り続け、他にも障害者や憲法、舞踏家大野一雄、劇映画や海外の作家との仕事など、まさに日本が来た道を撮ってきました。
監督特集は多いのですが、カメラマン特集はほとんどありません。21作品が並ぶと圧巻です。
詳しいプログラムはHPをご覧下さい。
http://a-shibuya.jp/archives/445

熊谷博子監督作品の上映日は以下の日程です。

●6月15日(水)
熊谷博子との仕事(まちと暮らしを記録する)
13:00〜/16:10〜『ふれあうまち』(1995/55分)
14:10〜/17:20〜『三池 終わらない炭鉱の物語』(2005/103分)
19:10〜トーク:熊谷博子(映像作家)×大津幸四郎

『ふれあうまち 向島・オッテンゼン物語』は、『三池』の原点ともなった作品です。東京と独・ハンブルクの下町を舞台に、住民たちの“まち育て”を描く、心あたたまる映画です。
二人が現場で、どんな思いで話を重ねながら撮っていったのか、本音を語ります。ぜひおいで下さい。

会場: オーディトリウム渋谷 http://a-shibuya.jp/
東京都渋谷区円山町1−5キノハウス2階
TEL/03-6809-0538
入場料: 一般 1400円/シニア・大学生 1000円
〈入替なし/最終回は各料金から200円引き。トーク・プログラムは半券提示で入場可〉

2011.06.09

“文化”資源としての<炭鉱>展 Part3 特集 映像の中の炭鉱
『三池 終わらない炭鉱の物語』上映!

現在、都目黒区美術館で、炭鉱をテーマに、大きな特別展を開催しています。その関連企画として、ポレポレ東中野でも、炭鉱をテーマにした映画の特集上映を開催します。
日本には、炭鉱を描いた映画は数多くありますが、同映画館で記録的な大ヒッ トとなった『三池』他、選りすぐった14本です。
詳しいプログラムは、ポレポレ東中野のHPをご覧下さい。
http://www.mmjp.or.jp/pole2/

●『三池 終わらない炭鉱の物語』
2006年 JCJ(日本ジャーナリスト会議)特別賞|日本映画復興奨励賞
上映日程: 12月3日(木)15: 20
12月5日(土)18:30※上映後、熊谷博子監督の挨拶あり
12月9日(水)15:20
●“文化”資源としての<炭鉱>展
Part1… 戦後の日本を支えた炭鉱を視覚芸術はどのようにとらえ、表現してきたか。絵、版画、彫刻、写真、ポスターなど約60作家の400余点により構成。
Part2… 川俣正が、筑豊で10年間取り組み続けた野外芸術「コールマイン田川」についてを統括し、新プロジェクトを展望する、新作個展。
12月27日(日)まで 於:都目黒区美術館 http://www.mmat.jp/
Part3… 特集 映像の中の炭鉱 11月28日(土)〜12月11日(金)
会場:ポレポレ東中野 東京都中野区東中野4-4-1-B2
   TEL.03-3371-0088

2009.11.11

特集企画<Jドキュメント2003-2008>
熊谷博子監督『三池 終わらない炭鉱の物語』上映!

ポレポレ東中野史上、空前の大ヒットを記録したドキュメンタリー『三池 終わらない炭鉱の物語』が、特集企画<Jドキュメント2003-2008>で再上映が決定しました!
特集企画<Jドキュメント2003-2008>では、過去にポレポレ東中野で上映した作品を中心とした、この5年の日本ドキュメンタリー映画を27作品上映。
プログラムなど詳細については、ポレポレ東中野の公式サイトをご覧ください。
http://www.mmjp.or.jp/pole2/

●『三池 終わらない炭鉱の物語』
熊谷博子監督作品/103分/ビデオ/カラー/2005年/オフィス熊谷
上映日程:9月19日(金)10:20

●特集企画<Jドキュメント2003-2008>
連日10:20/12:20
上映会場:ポレポレ東中野 東京都中野区東中野4-4-1-B2  TEL.03-3371-0088

2008.8.20

『三池』DVD 発売決定!

劇場公開から2年!現在でも各地で上映会が続いています。
そしていよいよ、大変要望の多かった『三池 終わらない炭鉱(やま)の物語』のDVDを発売開始いたします。
新たに「三池炭鉱近代化遺産の集大成」(25分)、「本編に入りきらなかった貴重な証言集」(30分)の特典映像を収録。さらに24ページの解説リーフレットもつけ、きわめて充実した内容になっています。
また本編は、これまでの劇場上映版の他、目の見えない方に観ていただくための副音声ガイド版、そして耳の不自由な方のための日本語字幕版も入れ、バリアフリーにしました。副音声版は、解説を活動弁士の方にお願いし、ひと味違うものにしました。同じ1枚のDVDの中で選ぶことができます。ここまで丁寧にしたのは、この作品をより多くの方に観ていただきたい、という強い思いからです。
本編と特典映像、DVDでどうぞあわせてご覧下さい。また新しい発見と感動があります。

発売日:2008年5月30日(金)
価格:5,040円(税込)
(学校・図書館などのライブラリー用は別価格)

ご注文はこちらから

文化庁支援による『三池』全国縦断上映会、始まる

この10月から来年3月にかけ、全国約30箇所で、『三池 終わらない炭鉱の物語』の自主上映会が次々開かれます。
映画鑑賞団体全国連絡会議(全国映連)がアンケートをとったところ、『三池』がこれから上映したい映画の上位となり、加盟団体とその友好団体に、文化庁が上映支援をすることになりました。

  • 北海道/夕張市・網走市・帯広市・三笠市
  • 福島県/郡山市
  • 新潟県/新潟市
  • 福井県/福井市
  • 東京都/杉並区・八王子市・三鷹市
  • 静岡県/清水市
  • 山梨県/中央市
  • 長野県/上田市
  • 愛知県/名古屋市
  • 大阪府/堺市
  • 兵庫県/明石市・姫路市・宝塚市・神戸市
  • 山口県/山口市
  • 高知県/高知市
  • 愛媛県/今治市・松山市
  • 福岡県/田川市・飯塚市・直方市・大牟田市
  • 熊本県/上益城郡・熊本市
  • 鹿児島県/鹿児島市

各地の日程が決まり次第、上映スケジュールに載せますので、どうぞご覧下さい。

2007.10.22

『三池』が2006年日本映画ベスト5に!

30年続く映画雑誌「シネ・フロント」の読者投票で、昨年公開の、劇映画も含むすべての日本映画の中で、『三池 終わらない炭鉱の物語』がベスト5に選ばれました。
(シネフロント2007 3・4月号で発表)

2007.10.22

熊谷博子監督・大津幸四郎さんが第36回小倉・佐伯賞を受賞!!

日本映画テレビ技術協会の機関誌「映画テレビ技術」に掲載された記事の中から、その年度を通じて優れた記事の執筆者に与えられる「小倉・佐伯賞」を熊谷監督と大津さん(『三池』カメラマン)が受賞しました。お二人で執筆された「三池〜終わらない炭鉱の物語“オーラル・ヒストリーを映像で記述する”」(2006年4月号掲載)が評価されての受賞です。

2007.5.8

『三池 終わらない炭鉱の物語』が第24回日本映画復興賞・奨励賞を受賞!!

日本映画界の民主的再生と文化的発展への努力に対して、日本映画復興会議(代表委員・大澤豊、山田和夫)が毎年贈る「日本映画復興賞・奨励賞」を『三池』が受賞しました。

2007.5.8

宮原坑跡一般公開のお知らせ

映画『三池 終わらない炭鉱の物語』にも出てきた、宮原坑跡が月1回、一般公開されます。毎月第3土曜日に大牟田市教育委員会生涯学習課職員とNPOのメンバーが施設を案内してくれます。詳しくは、大牟田市石炭産業科学館HPをご覧下さい。

宮原坑跡 一般公開予定
○公開日: 毎月第3土曜日 午前10時〜正午
○場所: 石炭館HP「大牟田のみどころ」マップ内で宮原坑跡付近をご確認下さい。
石炭館HP http://www.sekitan-omuta.jp/
○入場料: 無料
○施設案内: 大牟田市教育委員会生涯学習課職員とNPOのメンバーによる案内つき。
○お問い合せ: 大牟田市教育委員会生涯学習課(TEL.0944-41-2864)
『三池 終わらない炭鉱の物語』まもなく来場者1万人(?)突破!!

熊谷博子監督作品『三池 終わらない炭鉱の物語』(現在、ポレポレ東中野にて
上映中)の累計来場者数がまもなく1万人を突破いたします。1万人突破を記念
して11月23日(木・祝)に1日限りの「炭鉱(ヤマ)の学校」を開校いたします!!

「炭鉱(ヤマ)の学校」開校のお知らせ
日時: 11月23日(木・祝)
16:30〜18:30(開場は16:00)
場所: ポレポレ東中野1階 カフェ・ポレポレ坐 奥スペース
授業料: 1,000円(1ドリンクつき)
時間割:

1時限目:家庭科/名取弘文先生(おもしろ学校)
     「楽しく学ぼう、三池炭鉱」(仮)
2時限目:音楽/檀上さわえ先生(声楽家・うたごえ歌手)
      /本田成子先生(映画『三池』音楽担当)
     「みんなで歌おう、ヤマの歌」(仮)
3時限目:学活/熊谷級長(映画『三池』監督)によるお楽しみ会
     「1万人だよ、全員集合!!」

お問い合せ先:シグロ 03-5343-3101/siglo@cine.co.jp
※座席に限りがございます。参加ご希望の方はシグロにて予約を受け付けております。
(予約受付時間 平日のみ10:00〜19:00)

『三池』緊急シンポジウム開催@東京・ポレポレ東中野
「三池」と「夕張」から日本を掘る 〜集まれ、炭鉱に思いをよせる人

『三池』の再アンコールを記念して、初日の11月4日(土)に、ポレポレ東中野にて、シンポジウムを開催いたします。炭鉱を通して、私たちの暮らす日本を見つめ直す、皆さまと共にそんな時間を過ごせればと思います。炭鉱に縁のある「思い出の品」をお持ちの方には当日料金の割引サービスもございます。日本全国「炭掘る仲間」の皆さま、そのご家族の皆さま、勿論、そうでない皆さまも、是非劇場にお集まり下さい。

監督よりご挨拶

 これまで応援して下さった方々への感謝と、もっと炭鉱のことを皆で語り合いたい。そんな思いから、私たちは緊急にシンポジウムを開くことにしました。
 三池だけではなく、全国にあった炭鉱は、まさに日本という国を支えてきました。三池の問題を掘り進めると、その坑道は地下で他の炭鉱ともつながり、現代につながってきます。
 かつて栄えた炭鉱町、夕張市は、負債総額632億円、市民一人当たり480万円の赤字を抱え「自治体倒産」をしました。他人事ではありません。ぎりぎりでやりくりしているまちが多くどの地方自治体も同じような問題を抱えています。格差社会といわれる中で東京も同じです。
 この映画で描いたのは、“負の遺産”と言われるものを宝物にしていくこと、です。炭鉱の生活にあった元気や暖かさを取り戻したい、と思いました。
 過去を見つめ、人と人を結ぶ坑道を、どうしたらもう一度掘れるでしょうか。
 三池炭鉱のあった大牟田市から異色の行政マン、夕張市からはこれを機に立ち上がろうとする市民が参加。会場と共に語ることで、私たちの明日を変えていく起爆剤にしたいと、心から願っています。

『三池 終わらない炭鉱の物語』監督 熊谷博子

イベント詳細
日時: 11月4日(土) 16:10〜
ポレポレ東中野・劇場にて(映画の上映はございません)
料金: 前売り券 1,300円(劇場窓口、チケットぴあにて好評発売中)
当日 1,700円(「炭鉱の思い出」の品お持ちの方、割引サービスあり)
パネリスト:  ・伊藤恵美
夕張市に生まれ育ち、炭鉱マンと結婚。4児の母で保育士。「夕張学」同人
・吉田迪夫
大牟田市石炭産業科学館・元事務局長。当映画の発案者。
・熊谷博子
映像ジャーナリスト、当映画の監督。

コーディネーター:

下村健一
市民メディア・アドバイザー、TVキャスター。

『三池』の公開リレーがいよいよスタート!

10月21日(土)より『三池 終わらない炭鉱の物語』の公開リレーがスタートします。全国の劇場にて、下記日程で封切られます。公開期間中は熊谷監督の舞台挨拶他、様々なイベントを企画しております。お近くの方は是非この機会に、劇場までお越し下さい。

10月21日(土)〜    名古屋・シネマスコーレ
10月28日(土)〜 大阪・第七藝術劇場
11月4日(土)〜 東京・ポレポレ東中野/神戸・アートビレッジセンター
11月11日(土)〜 京都・京都シネマ

※上映時間など詳細は上映スケジュールをご覧下さい。

『三池 〜終わらない炭鉱の物語』 再・アンコール上映決定!!

今秋11月にポレポレ東中野にて熊谷博子監督作品『三池 〜終わらない炭鉱の物語』の再・アンコール上映が決定いたしました。公開期間やタイムスケジュールなどは現在調整中です。詳細が決まり次第、当サイト内でご案内して参ります。
『三池』を支えて下さった多くの方々に、熊谷監督はじめスタッフ一同、大変感謝しております。今後とも皆さまからの益々のご支援、ご協力を受け賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。

『三池 〜終わらない炭鉱の物語』が≪JCJ特別賞≫を受賞しました!!

熊谷博子監督作品『三池 〜終わらない炭鉱の物語』が日本ジャーナリスト会議(JCJ)特別賞を受賞しました。今年で49回目を迎える本賞は、年間の優れたジャーナリズム活動・作品に対し授与されます。

炭鉱写真展開催

7月22日(土)〜同月28日(金)のアンコール上映期間中、劇場内にて炭鉱写真の数々を再び展示いたします。「三池 終わらない炭鉱の物語」に登場する写真はもちろん、広く「炭鉱」を写した写真家の方々の作品をご覧いただけます。また、展示作品を含む写真集を劇場窓口にて販売しております。

「三池〜終わらない炭鉱の物語」アンコール上映決定!!

熊谷博子監督作品『三池〜終わらない炭鉱の物語』は終了間近にも関わらず、現在もなお多くの方にご来場いただいております。ご好評にお応えして、急遽、アンコール上映が決定いたしました。

 7月22日(土)〜7月28日(金)の1週間限定
 (1)12:30〜/(2)14:40〜/(3)16:50〜/(4)19:00〜の1日4回上映

上映回数が増えております。この機会にぜひお出かけ下さい。

東京での「三池」上映が終了間近です!!

4月1日(土)の初日以来、たくさんの方にご来場いただいている「三池〜終わらない炭鉱の物語」ですが、東京上映がいよいよ6月2日(金)までとなりました。まだ見ていない、まだ前売り券を持っている、もう一度見たい、という方がいらっしゃいましたら、急いで劇場にお越しください。また、現在までの来場者数の累計は4千人を超えております。そこで記念すべき「ご来場者5千人目」の方に、素敵な記念品をプレゼントいたします。皆さま、ほのかな期待を胸に、どうぞ劇場へお越しくださいませ。

群馬県立女子大学の公開講座に熊谷監督が登壇!!

6月27日(火)に熊谷監督が群馬県立女子大学の県民公開講座にゲスト講師として登壇します。講義テーマは「『三池〜終わらない炭鉱の物語』の女たち」です。前週20日(火)には映画『三池〜終わらない炭鉱の物語』の上映も行われます。公開講座となっておりますので、事前の申し込みを済ませれば、どなたさまでもご自由に参加いただけます。 お問合せ・申し込みは下記まで。

群馬県立女子大学事務局教務グループ TEL:0270-65-8511(代表)

関西地方での上映が続々決定!!

お待たせしておりました「三池」の関西地方での上映が決定いたしました。京都・大阪・神戸の関西三都市で今秋一斉に上映を開始いたします。初日などの詳細は決まり次第ご報告いたします。関西在住の皆さま、お楽しみに。

「三池 終わらない炭鉱の物語」追加上映決定!!

おかげさまで、熊谷博子監督作品『三池 終わらない炭鉱(やま)の物語』が連日大盛況です。
急遽、4月24日(月)より追加上映が下記のように決定しました。

 ●4月24日(月)より連日(1)9:00〜(2)11:00〜の1日2回上映
 ●土日祝日のトークショウは、(2)11:00〜の回終了後に行います。

大変急な変更で申し訳ございませんが、何卒ご了承願います。

「下村健一の眼のツケドコロ」に熊谷監督が出演しました!

4月15日(土)放送の「下村健一の眼のツケドコロ」に熊谷監督が出演しました。その番組でのトーク内容が、ほぼ全文、番組のサイトに掲載されています。いかにして「三池」が完成したのか。映画を観ただけではわからない、撮影秘話も満載です。

「下村健一の眼のツケドコロ」公式サイト


追加・イベント日程

上映期間中の毎週土日、祝日に行っております「三池 終わらない炭鉱(やま)の物語」劇場公開記念イベントの追加日程が決定いたしました。今回も多彩なゲストを劇場にお招きいたします。皆様のご来場を心よりお待ちしています。

4月30日(日) 熊谷 博子監督+大津 幸四郎さん(「三池」撮影)

「三池」の撮影現場をともにした二人による舞台挨拶。長期に及ぶ撮影中、二人はどのように「三池」を感じたのか。お互いの想いを語ることで見えてくる、映画のもうひとつの表情。撮れなかったもの、残せなかったもの、「三池」完成秘話。

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5月3日(水) 下村 健一さん(市民メディア・アドバイザー)

「三池」に対するコメント

私の最大の注目点は、この作品を企画したのが地元の行政(大牟田市)である、ということだ。苦難の歴史をも敢えて直視する英断を、彼らは如何に為し得たのか。担当者達から直接聞いたその経緯を、皆さんにご報告する。

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5月4日(木) ジャン・ユンカーマンさん(映画監督)

米国ミルウォーキー生まれ。『劫火-ヒロシマからの旅-』(1988年)が米国アカデミー賞記録映画部門ノミネート。9.11のテロ後に制作した『チョムスキー9.11』(2002年)は世界各国で劇場公開された。最近作は「映画 日本国憲法」。現在も日米両国を拠点に活動を続けている。

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5月5日(金) 北川 れい子さん(映画評論家)

「三池」に対するコメント

三池炭鉱という一筋縄ではいかない難物に正面からぶつかり、いまに引き寄せる熊谷監督と、企画、製作に協力した大牟田市、及び同石炭産業科学館に感謝したい日本人必見作。

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5月6日(土) 土本 典昭さん(記録映画作家)

国鉄PR映画として企画された「ある機関助士」で監督デビュー、高い評価をうける。「パルチザン前史」などを経て70年代より水俣映画の連作を製作し続ける。最新作は2004年「みなまた日記−甦える魂を訪ねて」。他の作品に「よみがえれカレーズ」(熊谷博子と共同監督)などがある。

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5月7日(日) 熊谷 博子監督

連続トーク最終日。映画「三池」の制作・上映を通して熊谷監督がいま想うこと。制作スタッフの、ご覧になった方々の、数々の想いを受け止め、熊谷監督が一人じっくり語ります。

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※イベントは「三池」11:00〜の回終了後に行います。
※通常の上映料金にて、映画とトークをご覧いただけます。

「三池」関連イベント情報
ジュンク堂にて『炭鉱フェア』開催

「三池 終わらない炭鉱の物語」の劇場公開を記念いたしまして、ジュンク堂書店・池袋本店5階にて、「炭鉱写真展」&「炭鉱関連本フェア」を開催中です。
三池炭鉱を中心とした、炭鉱関連書籍を幅広く取り揃えております。映画をご覧になって「もっと炭鉱について知りたい」と思った方は、この機会にぜひ足をお運び下さい。


※ご好評を頂きました「炭鉱関連本フェア」は5月7日(日)を持ちまして終了いたしました。同時開催の「炭鉱写真展」は引き続き5階フロアにて展示を行っております。


劇場イベント情報
石炭プレゼント

公開期間中、劇場ロビーにて三池炭鉱の石炭を展示しております。かつての日本を、私たちの暮らしを、支えていた石炭。どうぞこの機会に手にとってご覧ください。
また、ご希望の方には石炭をプレゼントいたします。プレゼントはご用意している石炭がなくなり次第終了となります。ご希望される方は、お早目に劇場にお越しくださいませ。

炭鉱写真展開催

公開期間中、劇場内にて炭鉱写真の数々を展示しております。
「三池 終わらない炭鉱の物語」に登場する写真はもちろん、広く「炭鉱」を写した写真家の方々の作品をご覧いただけます。映画とはまた違った炭鉱の迫力を感じてください。


イベント日程

劇場公開を記念して、上映期間中の毎週土日、10:35分から多彩なゲストによるトークイベントを行います。 早い時間帯となっておりますが、皆様のご来場を心よりお待ちしています。

「三池」の劇場イベントゲストを予定しておりました黒木和雄さんが4月12日に急逝されました。心よりお悔やみ申し上げます。黒木さんには「三池」に過分なる評価をいただき、劇場にてお話を伺うのをスタッフ一同楽しみにしていた矢先だけに、大変残念です。なお、予定しておりました4月16日(日)の上映前のイベントは熊谷監督の舞台挨拶に変更となりました。

4月1日(土) 森 達也さん(映画監督/ドキュメンタリー作家)

1998年にオウム真理教に迫ったドキュメンタリー映画『A』を発表し、高い評価を受ける。2001年『A2』を完成。映像作品だけでなく著作も多い。近著は、対談集「世界と僕たちの、未来のために」。


「三池」に対するコメント

囚人労働や強制連行、三池争議や炭塵爆発事故、・・・これら数々の悲劇に凝縮される三池炭鉱の歴史が、もしも「負の遺産」であるならば、僕らはだからこそ、ここから絶対に目を逸らすべきではない。

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4月2日(日) 本橋 成一さん(写真家/映画監督)

1968年「炭鉱〈ヤマ〉」で第5回太陽賞受賞。「ナージャの村」(1998)で第17回土門拳賞受賞。同名のドキュメンタリー映画で初監督。現在、三線片手に生きてきた石垣島のおばあを追った「ナミイと唄えば」(2005)が公開中。


「三池」に対するコメント

囚人労働、強制連行、三池闘争、炭じん爆発をはじめ多くの事故。三池の歴史はどれをとっても、富国強兵、経済大国を目指した日本の縮図のようだ。この映画はいつまでも民衆の歴史として人々の記憶に留めるための重要な作品となった。

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4月8日(土) 熊谷 博子監督+スタッフ
炭鉱メロディー・ミニコンサート

熊谷監督とスタッフによるご挨拶。人々が炭鉱に生き働き闘う中で生まれた多くの歌を、大牟田の現地スタッフも交えて、お贈りします。

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4月9日(日) 羽田 澄子さん(記録映画作家)

「村の婦人学級」(1957)にはじまり、現在までに90本を越すドキュメンタリーを手がける。「薄墨の桜」(1977)から自主製作に取り組み、最近作「山中常盤」(2004)に至るまで、女性監督のパイオニアである。


「三池」に対するコメント

すでに、はるか遠い存在になっている炭鉱。その消え去った炭鉱の息吹を、映画は廃墟の描写から伝えてくれる。優れたカメラワークが表現する映像が素晴しい。

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4月15日(土) 鎌田 慧さん(ルポライター)

労働問題、公害問題、原発問題などをテーマとしたルポルタージュを多数発表。三池炭鉱労働者を描いた「去るも地獄残るも地獄」(筑摩書房)、「日本列島を往く」全6巻(岩波書店)他、著書多数。


「三池」に対するコメント

三井三池の栄光と悲惨は、日本社会研究にとっての永遠のテーマである。ここで泣き笑い、生き死にした膨大なひとびととこの映画によって、いままた再会できるのは、限りない喜びである。

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4月16日(日) 黒木 和雄さん(映画監督)

70年代にATGを代表する監督として高い評価を受ける。最近作に「TOMORROW/明日」(1988)「美しい夏キリシマ」(2003)「父と暮らせば」(2004)の戦争レクイエム三部作などがある。


「三池」に対するコメント

九州は三池の炭鉱(やま)に生きた人々を描いてすばらしい映画である。とりわけ労働者として主婦として、炭鉱(やま)の歴史をになった女性たちの証言は貴重である。熊谷さんのドキュメンタリーは私たちの心に、強靭に静謐に、深く迫る。

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4月22日(土) 吉岡 忍さん(ノンフィクション作家)

早大在学中にベトナム反戦運動に参加する一方、執筆活動を開始。1986年日航機墜落事故を描いた『墜落の夏』(新潮社)で第9回講談社ノンフィクション賞受賞。近著に小説『月のナイフ』(理論社)など。


「三池」に対するコメント

地の底にあった事実を描くのは容易ではない。その過酷な歴史を暖かく描くのはいっそう難しい。その現実を甦らせ、人間が働き、闘い、愛し、泣き、笑い、死に、なお生きつづける意味を現代に問うのはさらに困難だ。その至難なことをやってのけた映画、『三池 終わらない炭鉱の物語』はそういう映画である。

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4月23日(日) 佐藤 忠男さん(映画評論家)

1956年に最初の映画評論集「日本の映画」を上梓。以後、映画を中心に大衆文化その他の分野で評論活動を行う。近著に「映画が語る働くということ」(凱風社)。1996年より日本映画学校の校長を務めている。


「三池」に対するコメント

時代の大きな変わり目の中で懸命に生きた人々の姿は、今に通じるものがある。アジアのどの地域の人が見ても共感できる作品だ。

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4月29日(土) 鳥井 守幸さん(日本ジャーナリスト専門学校校長・大牟田出身)

毎日新聞社入社。社会部副部長、サンデー毎日編集長、論説委員を経て教壇に立ち、2002年より日本ジャーナリスト専門学校校長を務める。主な著書に「現場からみた出版学」(共著 学文社)などがある。


「三池」に対するコメント

私は少年時代を三井三池の街で過ごし、新聞記者として、『総資本と総労働の対決』といわれた大争議を目撃した。ヤマの盛衰をもたらした時代の検証はまだ十分に行われていない。この作品はその手がかりとして貴重だ。

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※通常の上映料金にて、映画とトークをご覧いただけます。

イベントは今後まだまだ追加いたします。

詳細は順次こちらで発表いたします。ご期待下さい。