本作品によせられた声

直に感動しました。地底の声に耳を傾けながら、炭鉱のぶ厚い歴史を見事に描き切った作品です。日本の近代化、高度経済成長の底にこうした男や女たちの生きたくらしと、歴史があるということを多くの人にも改めて知ってもらいたい。

(48歳・男性)

は地元で生まれ育ちましたが、炭鉱のことはほとんど知りませんでした。自分に近ければ近いことほど、近づけない・・・けれど今日、この映画を見ることができて一歩が踏み出せたと思います。

(32歳・女性・会社員)

私は20代半ばですが、私は今誇りを持って必死に働き、生きているだろうかという思いにふいにとらわれました。

ばらしい仕事をされたことに拍手を送ります。朝鮮半島からの強制連行について、これまで特別な思いで見てきましたが、日本国内で、日本人も生きるために命をかけて戦っていたということがわかりました。韓国の人たちにも見ていただけるようになれば良いと思います。

(50歳・女性・韓国語通訳)

くじっと撮り続けた監督も含め、女性たちの静かで強い長い人生の闘いを改めてみせられ、すごいと思った。      

(54歳・男性・著述/翻訳業)

去からしっかりと未来へと続いているのがよかった。

(32歳・男性・会社員)

く知らないことばかりで、つらいやら、悲しいやら、ありがたいやら。涙がたれました。私達はあの人たちのおかげで幸せに生きていけるのだと、ほっこりした気分にもなりました。ぜひ、多くの人が見るべきだと思います。

(31歳・女性)

実に対し公平で、かつ人間愛にあふれています。三池闘争と炭じん事故を当時、記者として取材しました。私達が到達できなかった真相を知ることができ、ありがとうございました。                 

(74歳・男性)

々の生活に流されていても、忘れてはいけないということをしっかり思い知らされた。戦後の発展を支えた炭鉱のことが、歴史の流れのなかに埋もれてしまわないようにと願わずにはいられません。

実、証言をただつづられるだけで、ここまで心を動かすメッセージが伝わるのだと感動しています。強制労働、捕虜、労働闘争など、近代化の影の部分とまちの歴史が重なって・・・炭鉱を仕事とした人と土地の骨太のドキュメンタリーを、決して負の遺産にしてはいけないという思いをもちました。

(41歳・女性・公務員)

品を観て、当時の人々が力強く生きていたことを知り、パワーをもらいました。今は市民同士の連帯が難しくなっている時代だと思います。だからこそ、物事の本質を見極めることができるよう勉強をしていきたいと思います。

(38歳・男性・高校教師)

牟田市はよくこの作品を作ったと思います。立派です。行政側がからんで作った作品としては異色で、その視点は政治性よりヒューマニズムでしょうか。三池炭鉱の光と影、このような作品は後世に残す価値があり、貴重な映画を作られたと思います。出てくる証言者が高齢なので、証言が得られるぎりぎりのタイミングだったのかなと思いました。高校生の子供に見に行くよう言おうと思います。

(42歳・女性)

池を知っている人にとってはものたりない、けれど、そこからたくさんの疑問が出てきて三池が生きてくる可能性がそこにあると思いました。やはり感謝の念でいっぱいです。               

(60歳・女性・主婦)

じん爆発事故の後遺症の患者・家族の姿に「エッ!」と驚き、新聞・テレビなどで、マスコミの一過性の報道に無力感を覚えました。

(52歳・男性・番組制作者)

“争議”の時“事故”の時、父や母はどうしていたのか聞いてみたい気もしますが、きっと話たがらないでしょう。それだけつらい思いをしてきたのだと思います。そんな思いを抱えながらも家族のために懸命に働き、大事に育ててくれたことを思うと涙があふれ止りませんでした。

の時代に生きた人に迫り、歴史的な事件(闘争)の瞬間に1人1人がどう対峙したのか、政治的立場を排除して、冷静に、客観的に真実を描き出そうとする姿勢には敬服しました。組合、第二組合、会社側、と三者の責任者に近い人が一つの作品に登場し、インタビューに成功しているのは並々ならぬ苦労があったと思います。

(47歳・男性・広告会社勤務)

まなぜ三池かと思っていたが、見て今だからこそ分かること、見えてくるもの、記録できることがあることを知りました。

(65歳・男性・映像プロデューサー)

“負の遺産”の街というレッテルを丁寧に取り去った。歴史のありのまま、まさに「正の遺産」と言っていいのだということを認識しました。制作者の視点、態度がとても心優しいのを感じました。      

(58歳・男性・新聞記者)

い入るように見ました。人生は大変です。でも人は生きています。この作品は、おそらく、苦しいと感じながら生きている人たちに勇気を与えます。そして間違いなく、戦争の現実とそれを引きずった日本の記録です。          

(55歳・男性・プロデューサー)