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公式サイトむかし原発 いま炭鉱 『三池 終わらない炭鉱(やま)の物語』から7年 掘り続けた坑道は福島の原発につながっていたポレポレ東中野:11月3日(土)〜11月9日(金) [上映時間]12:30〜/15:10〜/18:00〜<終了しました>
横浜シネマ・ジャック&ベティ:11月17日(土)〜11月23日(金) [上映時間]11:50〜/17:25〜
その他、全国にて上映予定

オフィス熊谷
2005
1時間43分

製作:オフィス熊谷
監督:熊谷博子
撮影:大津幸四郎
協力:三池炭鉱に生きた人々
企画:大牟田市、大牟田市石炭産業科学館

  • 2006年度 日本ジャーナリスト会議特別賞
  • 2006年度 日本映画復興賞奨励賞

「福島 終わらない原発の物語」をどう生きるのか?
今さらではなく、今だから炭鉱なのだ。

福島の原子力発電所は、長い間、首都圏にエネルギーを送り続け、人々の生活を支えてきた。同じように、かつて日本全国の炭鉱から掘り出された石炭は、明治以降、日本の発展を支えてきた。炭鉱というのは日本のエネルギー政策の原点である。それゆえに、この国のあらゆる部分と、表にも裏にも密接につながっている。三池炭鉱は日本一の炭鉱だったから、そこには、今に至る日本の来た道がつまっている。三池を掘るということは、日本を掘る、ということである。三池炭鉱の奥深く眠っている事実を掘り出し、未来のために渡さなくては。この国の来た道と今のありようを、根っこから見つめたい。

予告編

上映情報

東京<終了しました>

2012年11月3日(土)〜11月9日(金)

上映時間:12:30〜/15:10〜/18:00〜

場所:ポレポレ東中野(中野区東中野4-4-1 ポレポレ坐ビル地下) TEL:03-3371-0088

※11/5(月)と11/7(水)の15:10の回はバリアフリー版(字幕と副音声ガイド付)の上映となります。

<お得な割引サービス実施!!>
炭鉱関連グッズを劇場受付にてご提示いただいた方は[当日料金]1,500円が1,300円に!
写真、腕章、ヘルメット、書籍(「むかし原発 いま炭鉱」も可)など炭鉱に関係のあるものであれば何でもOKです。
みなさまふるってご参加ください!!

<期間中、連日トークイベント開催!!>
11/3(土)樋口健二(フォトジャーナリスト)
11/4(日)下村健一(元TBS報道キャスター)
11/5(月)保田行雄(弁護士)
11/6(火)本橋成一(写真家)
11/7(水)鎌田慧(ルポライター)
11/8(木)川崎葉子(FFFの会代表)
11/9(金)大津幸四郎(映画『三池』撮影監督)
※連日12:30の回、終了後[14:15〜14:55(予定)]

>> ゲストのプロフィールはこちら

>> イベントレポートはこちら

<カフェ「三池」でお茶会、緊急開催決定!!>
11/5(月)〜11/8(木)の4日間、12時半の回、トークイベント終了後に、熊谷監督やゲストを囲んでのお茶会を開催いたします。
当日ご鑑賞の方はもちろん、『三池』の半券ご提示でご参加OKです。
皆さまこの機会にふるってご参加ください。

○開催日:11/5(月)〜11/8(木)の4日間
※既にご鑑賞の方で、
12:30の回トークイベントご参加の方は14:10に、
お茶会のみのご参加の方は15:15までに、
ポレポレ東中野ロビーにお越しください。
それぞれ『三池』ご鑑賞時の半券をご提示ください。

○料金:500円程度(お茶代として)

○ゲスト予定(※追加ゲスト来場あり)
11/5(月)保田行雄さん(福島原発告訴団代理人)・熊谷博子監督
11/6(火)熊谷博子監督
11/7(水)熊谷博子監督
11/8(木)下村健一さん(元TBS報道キャスター)・川崎葉子さん(双葉町避難者・FFFの会代表)

11/3(土) 樋口健二(フォトジャーナリスト・日本写真芸術専門学校副校長)

石炭から石油、原子力へと変わる中で、時代と国策に翻弄された人々。
知らされなかった労働現場の実態とは。
そして多くの炭鉱労働者は原発労働者になった。

四日市公害を原点に、日本のエネルギー産業が引き起こす問題と、その裏で苦しむ人々の姿を長年にわたり写真に収めてきた。原発下請け労働者の被曝の事実を徹底的に追い、原発内も撮影。2001年「ワールド・ウラニウム・ヒアリング」(本部ドイツ)の「核のない未来賞」を受賞。また、「原発崩壊」(合同出版)で第17回平和・協同ジャーナリスト基金賞の大賞を受賞。著書に「売れない写真家になるには」(八月書館)、「闇に消される原発被曝者」(八月書館・新装版)など。

11/4(日) 下村健一(元TBS報道キャスター・10/19で内閣審議官を満期退官)

三池と福島。
私たちは何を伝えて、何を伝え損ねてきたのか。
―――ジャーナリストとして、政府広報担当者として

特派員などをへてフリーに。テレビ、ラジオで活躍する一方で、市民の側からの情報発信にこだわり、市民メディア・アドバイザーの活動も行う。その視点から、映画「三池」の特集も放映。2010年、菅直人前首相に請われ、官邸発のニュースのあり方を変えたいと、広報官室の臨時審議官に就任。“内部の人間”として3・11とその後を体験。著書に「マスコミは何を伝えないか」(岩波書店)など。

11/5(月) 保田行雄(弁護士・福島原発告訴団代理人)

福島第一原発の事故は、これまでの公害や薬害と構造が似ているというが、
どこが同じでどこが違うのか。そして私たちは何をすればいいのか。
立ちあがった人々の思いと意味を知る。

薬害エイズ、カネミ油症、水俣病と、患者の側から大企業と国家の犯罪を追及してきた。この6月、1324人の福島県民が、「福島原発事故の責任をただす!」として、企業幹部、国の関係者、学者ら33人を相手に行った、例のない大規模な集団告訴の代理人を務める。著書に「福島原発事故の犯罪を裁く」(宝島社、広瀬隆、明石昇二郎との共著)など。

11/6(火) 本橋成一(写真家・映画監督)

写真を通して見えてくる、炭鉱とチェルノブイリの類似性。
私たちが負わされているのは、いつも誰かの心と、
肉体を犠牲にしなければならない幻の“豊かさ”ではないのか。

初の写真集は「炭鉱〈ヤマ〉」。北海道や九州の炭鉱を訪ね歩き、炭坑夫たちや家族、子どもたちの生きる姿を伝える。炭坑記録画家の山本作兵衛や、三池のCO中毒患者のもとにも通う。以降、上野駅、サーカス、屠場など市井の人々をテーマに多くの作品を残してきた。1997年、チェルノブイリ原発事故で汚染された村に暮らす少女と、その一家を描いた『ナージャの村』を初監督。続いて『アレクセイと泉』(2002年)など。

11/7(水) 鎌田慧(ルポライター・さよなら原発1000万人アクション呼びかけ人)

炭鉱も原発も、現場を見続けてきたからこそ言えることがある。
原発建設に警笛を鳴らし続け、その危惧が現実になった今、
子どもたちのために、原発のない社会を残すにはどうしたらいいのか。

自らの体験をもとに「自動車絶望工場」を発表以降、被差別者や底辺労働者など、弱者の立場に拠ったルポルタージュを数多く執筆。三池炭鉱の炭じん爆発事故の被害者とも、長年にわたりかかわってきた。夕張炭鉱の事故や各地の閉山も見届けている。早くから全国の原発地帯を歩き、カネと原発と民主主義の関係を鋭く指摘。著書に「全記録 炭鉱」(創森社)、「原発列島を行く」(集英社新書)など。

11/8(木) 川崎葉子(双葉町避難者・FFF[ふふふ=福島・福井・福幸]の会代表)

原発事故の後、様々な思いにふたをし、何とか前へ進もうとしている故郷の人々。
避難者の一人として、言葉にならないそんな彼らの気持ちと体験を伝えるため、全国を走り回る。
新たなコミュニティーをこれからどう作れるのか。

福島県富岡町生まれ。いわきの高校卒業後東京の大学へ。その後、福島第一原発から3キロの場所で、歯科医の夫と二人の子どもと暮らしていた。自身もその地で、長年、学習塾を経営。2011年3月11日の翌朝、突然の避難命令が出て、まず郡山へ、さらに知人を頼り家族で福井に避難。この1月、被災者どうしを結ぶネットワーク「FFF(福島・福井・福幸)の会」を立ち上げた。

11/9(金) 大津幸四郎(映画「三池」撮影監督)

三里塚、水俣、三池へ。
日本の現代史に向き合ってきたキャメラマンに「三池」はどう映ったのか?
レンズに託した思いに迫る。

『日本解放戦線・三里塚の夏』(小川紳介監督)や『水俣 患者さんとその世界』『不知火海』(土本典昭監督)などの名作ドキュメンタリーを撮影。劇映画やTV作品も多い。『三池』は、そんなこれまでの仕事の延長線上にあった。また70歳をすぎて、自らが撮影した当時95歳の舞踏家、『大野一雄 ひとりごとのように』で初監督。

11/3(土) 樋口健二(フォトジャーナリスト・日本写真芸術専門学校副校長)

無事に『三池』の初日を迎えることが出来ました!!
特に初回は多くの方がお越し下さり、樋口健二さんをお迎えしてのイベントも大変盛り上がりました。長野の農村から就職のために上京した樋口青年は、キャパの写真に魅せられフォトジャーナリストを志したそうです。きらびやかな世界の裏側には必ず闇が生まれる。企業や国と厳しい姿勢で対峙しながら、被害者の方々と真摯に向き合われてきた樋口さんの原点が垣間見られました。

11/4(日) 下村健一(元TBS報道キャスター・10/19で内閣審議官を満期退官)

イベントゲストは下村健一さんでした。内閣審議官を退官されてから、初めての公の場だったそうで、3.11の震災直後の総理官邸の状況や、菅直人首相(当時)が東電と福島原発に訪問した際の様子など、そのお話から当時の現場の緊張感がビシビシと伝わってきました。政府は決して情報を隠していたのではなく、不確かなことばかりで、伝えられる正確な情報がなかった。結果として、政府報道を信じてもらえない状況を生んでしまった、という言葉から、個人レベルでのお話を聞くことが大切だと感じました。

11/5(月) 保田行雄(弁護士・福島原発告訴団代理人)

イベントゲストは保田行雄さんでした。血友病患者である保田さんは80年代に起こった、薬害エイズ事件の経験からお話下さいました。エイズが何たるかも分からなかった時代に、非加熱製剤への不安を、学界の権威であった先生に尋ねたところ、「心配いらない、これまで通り血液製剤を使って大丈夫だ」と言われたそうです。今回の福島原発の事故後に御用学者と言われる人たちが とった言動との一致に、息を飲みました。
イベント後のお茶会には15名もの方がご参加下さり、それぞれの問題意識を共有するべく、保田さん、熊谷監督を囲んで熱心にお話をされていました。

11/6(火) 本橋成一(写真家・映画監督)

イベントゲストは本橋成一さんでした。写真集「炭鉱<ヤマ>」と映画『ナージャの村』『アレクセイと泉』を発表されている本橋さん。炭鉱とチェルノブイリという場所は違えども、そこに生きる女性たちに共通する逞しさについてお話下さいました。「くらし」に密着しているからこそ強く、女性が立ち上がり、支えてきたものが炭鉱にもチェルノブイリにも多くあり、それは福島のお母さんたちにも繋がっていく。
本橋さんはイベント後のお茶会にもご参加下さり、そちらで話された「知識と知恵」についてのお話もとっても素敵でした。イベントとはまた違った距離感でゲストの方とお話出来ることもあり、お茶会お陰様で大好評です!!

11/7(水) 鎌田慧(ルポライター・さよなら原発1000万人アクション呼びかけ人)

イベントゲストは鎌田慧さんでした。平日のお昼にも関わらず会場はギッシリ、満員御礼!鎌田さんも驚いてらっしゃいました。
炭鉱、原発ともに現場を取材されてきた鎌田さんは「国策」「貧乏」「差別」というキーワードを基にお話下さいました。国策としてのエネルギー転換の狭間で膨大な数の労働者が亡くなっていること。危険労働、被曝労働と知りつつも生活のために働かなくてはならない現場の実情。下層労働者や日雇い人夫への差別の構造。最後に鎌田さんご自身も「炭鉱と原発、両方しゃべるのは大変です」と仰いましたが、あっという間の40分でした。
鎌田さんはイベント後のお茶会にもご参加下さり、さらに1時間ほどお客様(なんと参加者20名!)と一緒にお過ごし頂きました。お帰りの際に「良い会ですね」と仰って頂けたのが、本当に嬉しかったです。

11/8(木) 川崎葉子(双葉町避難者・FFF[ふふふ=福島・福井・福幸]の会代表)

イベントゲストは川崎葉子さんでした。福島第一原発から3キロ圏内の双葉町に暮らされていた川崎さん。3月11日の地震が起きた瞬間から、郡山市の避難所を出る3月13日までの3日間を劇場全体で追体験しました。避難所での不安な夜。双葉町民というだけで放射線量を計測された経験。一時帰宅の際に目にした故郷や自宅の変わり果てた状況。感情が揺さぶられるお話の連続でした。川崎さんがいま最も恐れていることは「風化してしまうこと」と仰っていました。
その後、下村健一さんも交えて、お茶会を開催。川崎さんと同じく、避難生活をされている方もご参加下さいました。自分達の状況を知って欲しいが、避難者としてメディアなどの取材を受けることで、子供たちがいじめられてしまう、、、との発言もあり、胸が痛みました。

11/9(金) 大津幸四郎(映画「三池」撮影監督)

最終日のゲストは『三池』の撮影をされた大津幸四郎さんでした。49年前のこの日、三池炭鉱三川坑の炭じん爆発事故が起こりました。事故が起こった背景には、労働争議を経て、組合の力が弱まったことも関係していた、とのお話から、労働争議で対立した1組2組の関係者たち双方の証言を収めるまでの過程などをお話しいただきました。
この日をもって映画『三池』のポレポレ東中野での上映が無事に終了致しました!!
1週間で1,000人に迫る(やや誇張気味?)来場者数でした!! ご来場下さった皆さま、本当にどうもありがとうございました。

神奈川

2012年11月17日(土)〜11月23日(金)

上映時間:11:50〜/17:25〜
※但し、11/23(金)17:25の回は休映

場所:横浜シネマ・ジャック&ベティ(横浜市中区若葉町3-51) TEL:045-243-9800

<お得な割引サービス実施!!>
炭鉱関連グッズを劇場受付にてご提示いただいた方は[当日料金]1,500円が1,300円に!
写真、腕章、ヘルメット、書籍(「むかし原発 いま炭鉱」も可)など炭鉱に関係のあるものであれば何でもOKです。
みなさまふるってご参加ください!!

<期間中、トークイベント開催!!>
11/17(土)熊谷博子監督による初日舞台挨拶
11/18(日)西村健(作家・「地の底のヤマ」で吉川英治文学新人賞)
※両日共に11:50の回、終了後

>> ゲストのプロフィールはこちら

11/18(日)西村健(作家・「地の底のヤマ」で吉川英治文学新人賞)

呑んだ、愛した、闘った!
作家、元官僚、そして、大牟田出身のひとりの男として、描かずにいられなかった、三池の炭鉱(ヤマ)の男たち、女たちの生き様とは

大牟田市出身。代表作『地の底のヤマ』は、1960年から現在にいたる三池炭鉱を舞台にした超大作で、吉川英治文学新人賞と日本冒険小説協会大賞をW受賞。執筆に当たっては、映画『三池』に大きな刺激を受けた。東京大学工学部を卒業し、旧労働省の官僚をへて作家に転身、という異色のキャリアを持つ。

大阪

2012年11月24日(土)〜11月30日(金)

上映時間:14:10〜 一日一回上映

場所:シアターセブン(大阪市淀川区十三本町1-7-27 サンポードシティ5階) TEL:06-4862-7733
※シアターセブンでは特別鑑賞券のご利用は出来ませんのでご注意ください。

<お得な割引サービス実施!!>
炭鉱関連グッズを劇場受付にてご提示いただいた方は[当日料金]1,500円が1,300円に!
写真、腕章、ヘルメット、書籍(「むかし原発 いま炭鉱」も可)など炭鉱に関係のあるものであれば何でもOKです。
みなさまふるってご参加ください!!

<期間中、トークイベント開催!!>
11/24(土)海南友子(ドキュメンタリー映画監督)
11/25(日)池田知ヘ(ジャーナリスト・「大阪自由大学」理事長)
※両日共に上映終了後

>> ゲストのプロフィールはこちら

11/24(土)海南友子(ドキュメンタリー映画監督)

過去を見据え、未来への希望を紡ぐ
母として、映画の作り手として
三池と福島、それぞれの現場から

元NHK報道局に勤務。福岡放送局にいた駆け出し時代、筑豊や三池の炭鉱を取材。その後“慰安婦”や環境問題などをテーマに作品を発表。3・11の後、福島原発の周辺地域で撮影中に自身の妊娠に気づく。福島の女性たちと同じ不安を抱えながら、昨年末に無事出産。現在は京都在住。最新作は『いわさきちひろ〜27歳の旅立ち〜』

11/25(日)池田知ヘ(ジャーナリスト・「大阪自由大学」理事長)

国や企業に翻弄された炭鉱町。
幼少期に目にしたものを胸に、福島をどのように見つめるのか

元毎日新聞論説委員。三池炭鉱のあった熊本県荒尾出身。
三池争議と大事故を肌で体験。その中で筑豊炭田からの転校生と出会い、社会への目を開かれ新聞記者に。一面のコラム「余録」を10年近く書き続け、大阪市教育委員長も務めた。現在、雑誌や自身のブログで原発問題への発信を続けている。著書に「団塊の<青い鳥>」など。

広島

2012年12月1日(土)〜12月7日(金)

上映時間:10:10〜 一日一回上映

場所:横川シネマ(広島市西区横川町3-1-12) TEL:082-231-1001
※横川シネマでは特別鑑賞券のご使用は出来ませんのでご注意ください。

<お得な割引サービス実施!!>
炭鉱関連グッズを劇場受付にてご提示いただいた方は[当日料金]1,500円が1,300円に!
写真、腕章、ヘルメット、書籍(「むかし原発 いま炭鉱」も可)など炭鉱に関係のあるものであれば何でもOKです。
みなさまふるってご参加ください!!

<初日、熊谷監督による舞台挨拶決定!!>
12/1(土)熊谷博子監督による初日舞台挨拶
※上映終了後