わたしの、終わらない旅 3月7日(土)よりポレポレ東中野ほか、全国順次公開

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コメント

加藤登紀子さん(歌手)

1970年初頭から核の恐ろしさを訴え続けた母の意志を継ぎ、戦後1950年代から水爆実験にさらされたマーシャル諸島の人々、おびただしい核の実験場にされたカザフスタンの人々の証言、核燃料再処理による健康被害など、核武装から原発へ、悪魔の道を選びとってしまった私たち人類の、危機的な現在を伝えています。
ひたむきに生きようとする人々を、こんなにも苦しめている核の現実。

できるだけたくさんの人に見て欲しいです。

渡辺一枝さん(作家、エッセイスト)

この映画によって福島へ至る道筋、福島そのものが、はっきりと見えてきます。
この映画もまた、ぜひ多くの人に見て欲しいと思います。

豊﨑博光さん(フォトグラファー)

監督の母が原発の危険性を訴え、街頭で配ったガリ版刷りのミニコミ紙は『聞いてください』という名称だったという。
監督の姉と母と夫が取り組んだ核の現場と監督自身が取り組み始めた福島第一原発事故の被害地、核の被害に翻弄される人々の現状を記録したこの映画で、監督もまた母と同じように核の現場と核被害者の声を「聞いてください」と訴えている。

ディディエ・アンジェさん(反原発活動家/本作出演者)

「終わらない旅」はラ・アーグやビキニを経た日本が、原子力が地球にもたらす被害の証人として、不幸にもこれから先、続けることになる旅です。
この映画は情報が豊富なだけでなく、美しくもあります。
こんなに美しいラ・アーグが、膿のたまった傷を背負っているのは悲しいことです。

ベルナール・ラポンシュさん(原子物理学者/本作出演者)

歴史的にもヒューマニティーの観点からも大変感銘を受けました。
この映画は反核運動に役立つのみならず、中立的な立場、もしくは原子力推進派の人々にさえ、現実をつきつけることになるでしょう。