あらかわ
源流から東京湾まで、荒川の諸相と水問題のルポルタージュ
シグロ
1993
1時間20分
製作:シグロ
監督:萩原吉弘
製作:山上徹二郎
撮影:一之瀬正史
編集:市原啓子
音楽:加古隆
1992年、11月。関東平野を流れる荒川の上流に建設中の滝沢ダムの地元合意が成立した。23年の歳月を経て、最後の反対同盟会8家族がダム建設予定地からの立退きを決めた。カメラは、ダムを誘致した山村を起点として、源流から東京湾までの水系169キロに及ぶ水路を辿りながら、現在的な川の様相と水問題を、克明にルポルタージュしていく。そこには、自然と生きた山間の人々や、農民、漁民の生活が破壊されてゆく現実とともに、なおも膨れ上がろうとする下流の都市がある。
今、世界は、近代化がもたらした功罪に気付き、バランスを失った社会の軌道修正が行われようとしている。その中で私たち自身が、川をはじめとした自然にどう向き合って行くべきなのか、その答えを求めて、カメラは、山や海に生きる人たちの肉声をフィルムに焼き付けていく
《人間は、自然に手を加えなければ生きられない存在だが、この映画はそれを批判するわけではなく、その節度を暗示する。ダム建設をめぐる現実の利害の外で、荒川源流近くに生きる人物と河口の海に生きる人物とが、偶然のように同じ一点<山>について語る言葉が、その意味で感動的だ。美しい水の映像と加古隆の音楽がその主題を鮮明にしている。》 (東陽一/映画監督)
発売日:2013年11月23日(土)
品番:KKJS-169
価格:5,280
円
発売・販売:シグロ
収録時間:本編160分
仕様:片面2層/カラー/スタンダード
字幕:聴覚障害者対応日本語字幕/主音声:モノラル
★封入特典:リーフレット
★映像特典:「あらかわ」「続・あらかわ」フォト集
「続・あらかわ」同時収録
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