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花はどこへいった

AGENT ORANGE -A PERSONAL REQUIEM-

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シグロ
2007
71分

製作:シグロ
監督:坂田雅子
共同製作:ビル・メガロス、山上徹二郎
音楽:難波正司
撮影協力:フィリップ・ジョーンズ=グリフィス(MAGNUM PHOTOS)
編集協力:ジャン・ユンカーマン

  • 第63回毎日映画コンクール・ドキュメンタリー映画賞
  • 第26回国際環境映画祭(26e Festival International du Film d’Environnement)
    審査員特別賞受賞
  • アース・ビジョン 第17回地球環境映像祭
    環境映像部門入賞

夫の突然の死、枯れ葉剤への疑問を胸に

フォト・ジャーナリストだったグレッグ・デイビスが肝臓がんで亡くなったのは、彼が入院してわずか2週間後のことだった。妻である坂田雅子に喪失感とともに沸き起こったのは、「なぜこんなにも突然に亡くならなければならなかったのか」という疑問。米軍兵士としてベトナム戦争に送られた過去をもつ夫・グレッグの死について、友人から当時浴びた枯葉剤が原因ではないかと示唆された彼女は、夫への追憶と枯葉剤への疑問からベトナムへ行くことを決意する。

戦争は終わっても、悲劇は終わらない

彼女がベトナムで目にしたのは、ダイオキシンを含む枯葉剤が、ベトナムの人びとと大地を蝕み続けている現実だった。戦後30年を経て、なお世代を越えて、重い障害をもった子どもたちが生まれていたのだ。

ベトナムの主要な産婦人科病院であるホーチミン市の“ツーズー病院”の一角に設けられた“平和村”では、100人以上の障害をもった子どもたちが生活し、アメリカ人の元兵士の提案によってハノイ郊外に建てられた “フレンドシップ・ヴィレッジ”では、枯葉剤の被害者である多くの子どもたちが共同生活を送っていた。
一方、地方の村には、不自由な生活を強いられる、生まれながらの障害を負った子供たちとその家族たちがいた。彼らに、治療、リハビリといった医療を受ける余裕はなかった。たいへんな貧困と困難の中にありながら愛情と深い絆によって結ばれた被害者とその家族たち。

これらの出会いの中から、彼女はこれからを生き続ける力を与えられ、グレッグが彼の仕事を通じて伝えようとしていた、反戦や平和への意思にあらためて気づかされるのだった。

DVD商品情報

価格:4,180円(税込)
発売日:2009年2月2日(月)
商品番号:SG071HD
発売:シグロ
販売:トランスビュー
収録時間:本編71分+特典映像
商品内容:カラー/スタンダード/片面2層/2007・日本
音声:(1)日本語、英語、ベトナム語 (ステレオ)
   (2)視覚障害者対応日本語音声ガイド
字幕:(1)日本語字幕(on/offなし)
   (2)聴覚障害者対応日本語字幕

・特典映像:英語版同時収録、短編『Out of Time』、劇場予告編
・封入特典:解説リーフレット(8ページ)

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